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Basic English入門111:109「誰も注意を払おうとせず不愉快」

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109「彼は自分が話していたことに、誰も注意を払おうとしなかったので不愉快であった。」

まずは私の愚案から。
He had an uneasy feeling (gots angry) for everyone around him giving no attention to what he said.
「不愉快」はuneasyでいいかな?と考えてhaveを動詞に使ってfeelingを付けてみましたが、get angryでもいいかな。ただ、この辺に室先生のワナがありそうですね。「注意を払う」の部分は問題文の逐語訳っぽくなっていますが、ここは仕方ないですね。

では、室先生のBasic訳例です。
①He was a little [somewhat, quite] unhappy because nobody gave any attention to what he had been talking about.
②What he had been talking about didn't get anybody's attention and
that made him a little angry[angry in a way].
③It was somewhat [a little, quite] unpleasing to him that nobody became interested in what he had been talking about.
④Nobody was ready [going] to give any attention to what he had been talking about, which made him a little angry [was somewhat unpleasing to him].
「不愉快」は案の定、私の愚案uneasyのカケラも出て来ず、unhappyやらunpleasingやらが出て来ました。へぇーと思ったのは、a littleとかsomewhatとか〜 in a wayなどのファジー表現を伴っていますね。細部を見ていきましょう。

「彼は不愉快だった」
①He was a little [somewhat, quite] unhappy、
②... that made him a little angry [angry in a way] 、
③It was somewhat [a little, quite] unpleasing to him 、
④... which made him a little angry [was somewhat unpleasing to him].
私の愚案のuneasyは「気楽な感じにはなれない」くらいの意味と勝手に思い込んでいました。念のため辞書で確認したところ、「不安、心配」等の意味が強く、「不愉快」という語感ではないですね、私の誤解でした。ナルホド、unhappy、unpleasing、a little angryくらいの語が適切なわけか。
前述したように、 a little / somewhat / 〜 in a wayなど「ちょっと/少し/いくらか」を付けて表現のファジーな軽減をしています。異質なのがquiteです。これを付けるとquite angryなんて「相当頭にきている」語感になります。室先生の説明では、angryで語感の違いを出して補足しています。a little angryで「少々むかっとした」、angry in a wayで「言ってみれば(ある意味)ちょっと腹が立った」という感じ。意味ですし、quite angryとなると「実に不愉快だ」というところ、との説明のみです。要するに、自分の伝えたいニュアンスを、こうした語を付け加えて正確に相手に伝えろ、という室先生の指導なのだと理解します。
ちなみに、「不愉快」unpleasingについて、室先生は補足説明しています。(be) pleasedでやや堅い表現ながら「嬉しい、満足だ、楽しい、愉快だ」ですが、pleasingで「喜び(楽しみ)を与える、満足感を与える、楽しい、心地よい」。例文: I am very pleased with you. (私はあなたに満足している、一緒にいて楽しい)、His words were very pleasing to my ears. (彼の言葉は聴き心地が良い)。元の語がpleasure で「楽」という意味あいがあり、painと対立した語です。comfortも「楽」に近く、basic 850語に入っているので、そのまま使って「不愉快」なんてuncomfortableで済みましたね。気付くのが遅かった。

「彼は自分が話していたことに、誰も注意を払おうとしなかった」
①nobody gave any attention to what he had been talking about.
②What he had been talking about didn't get anybody's attention、
③nobody became interested in what he had been talking about.
④Nobody was ready [going] to give any attention to what he had been talking about,
ナルホド、「(誰も...ない)注意を払う」にも色々と言い方がありますね。 ①(nobody) gave (any) attention to、②(... didn't) get anybody's attention、③(nobody) became interested in 、④(Nobody was ready [going] to) give any attention to。このうち②は目的語部分を主語にしてgetを使った主客を倒置したひねり技をしています。日本におけるBasicの巨匠、室勝先生や牧雅夫先生がよく著書に書いている話に、「よくgive and takeというが、正確にはgive and getだ」というのがあります。give「与える」の反対語的なものはget「得る」であって、takeは「持って行く/持って行く/連れて行く/受け入れる/受け取る/理解する...」等で中学英語的に「取る」と一律に訳さない方がいい語です。「与える」と「得る」という対照的な使い方をするならgiveとgetなのでしょう。ついでながら今回の目的語はattentionですが、「目を向ける」とか「耳をそばだてる」などのように「全ての感覚を何かに向けること」という語です。室先生が例文を添えています。Their behaviour got our attention. (目立った)、Have you got attention?(お店などで「もうご用はうけたまわりましたでしようか?」)。似たような候補の語にcareがあります。careは精神的なことから行動に至るまで幅が広く、「気になる、つい手を出したくなる」という語感です。I will take care of that. (それは私にまかせろ)
「彼は自分が話していたこと」は、
①〜④what he had been talking about、です。what he saidでも間違いというわけではありません。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@では次の宿題です。
110「その図書館は必要な書籍を必要な冊数だけまだ揃えていない。」

(了)



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fogofenglish

Author:fogofenglish
自衛隊OBです。Basic Englishは基本単語850語だけで表現する英語の足腰を鍛えるコアトレです。自衛隊時代にPKOや日米共同訓練はBasicで乗り越えました。切れる英語です。退職後に英語やり直し中。 国際情勢のブログfog of warも覗いてみてください。

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