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Basic English入門178:176「この土地に移つてきた頃から伝承されたもの」

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176「彼らが住居をこのように作ることは、彼らがはじめてこの土地に移つてきた頃から伝承されたものです。」

まずは私の愚案から。
Their way of making their houses like this was handed down from the first time they came to this place.
てな感じでどうでしょうか。「伝承」は「手渡し」と捉えてhanded downとどこかで見たことのある表現を使ってみました。

では室先生のBasic訳例です。
「彼らが住居をこのように作ることは、彼らがはじめてこの土地に移つてきた頃から伝承されたものです。」
①This way of building their houses has been handed down from the time when they first made a move to this part of the land.
②This idea of putting up their houses in this way has been handed down from the days when they came here to make [have] their living places for the first time.
③Their way of building houses like this has been handed down from the time when they first got to the present part of the land.
あれまぁ、handed downはビンゴでしたね。案外、私の適当な記憶もたまには当たるものですね。しかし、いずれもBasicらしい訳し方で、大変勉強になります。

「彼らが住居をこのように作ること」
①This way of building their houses
②This idea of putting up their houses in this way
③Their way of building houses like this
まず「このように〜すること」の部分ですが、
①③は同じ発想でthe way of 〜ingで「〜する方法/〜の仕方」を使い、定冠詞に代えてthis「この」とくるかtheir「彼らの」とくるかのバリエーションです。②はwayに代えてideaを使っています。
「住居を作る」の部分ですが、①③はbuildingを、②はputting upをつかっています。buildingを使うなんて反則のようですが、改めて確認すると、何それ?って感じですがBasic850語にあるんですよ。②はput upで「設置/立ち上げ」の語感を表現してます。いかにもBasicらしいですね。

「〜は伝承されてきた」
①②③〜 has been handed down
「伝承する」の部分は名詞handにedを付けて形容詞化しhanded downで「手渡しされた→伝えられた」としています。要するに普通の英語で言えばhandという動詞の過去分詞形ですが、Basicでは前述の文法理解になります。
しかもhas beenをつけて現在完了にした方が今まで伝わってきた/受け継いできた感じがでます。

「彼らがはじめてこの土地に移つてきた頃から」
①from the time when they first made a move to this part of the land
②from the days when they came here to make [have] their living places for the first time.
③from the time when they first got to the present part of the land.
「〜の頃から」の部分は、
①③from the time when …
②from the days when …
でtimeとdaysの違いだけでです。
「彼らがはじめてこの土地に移つてきた」の部分は、
①they first made a move to this part of the land
②they came here to make [have] their living places for the first time.
③they first got to the present part of the land.
「…へ移ってきた」の部分は、
①made a move to …
②came to (make [have] their living places)
③got to です。
室先生の解説では、語感の違いを説明しています。came toではなくgot toにすると、「あちこち渡り歩いてようやくたどりついた」という放浪の挙句の到着感、到達感が出ます。make a moveについては、make a 名詞 で動作を表すパターンのものですが、これは日本語でもよくあるパターンで、(移動する、居眠りする、体操する、練習する、など)日本語でも動作を表す名詞に「~する」をつけて動詞をつくります。英語でもdoをつけて、do the workのように「~する」ということを表します。英語ではあとに続く名詞の表す動作の種類によって、doではなくて、make, give, haveなどの動詞を用います。例: make+an agreement(同意する)、
give+a blow [kick, talk]=(殴る、蹴る、話を
する)、have+an experience(経験する)
この「ここへ移ってきた」の言葉で、日本語的には敢えて拘っていないものの、英語にする時のそもそもの「ここへ移り住む」というhere以外の言外の部分を、室先生はBasicで入れていますので、蛇足ながら付言します。
①(made a move to) this part of the land
②(they came) here to make [have] their living places
③(they first got to) the present part of the land
①③は「現在のこの土地に/この地方のこの地に」という土地への執着感、②は「この地を生活の場にする」という「放浪の末の移り住む=定住地化」感を、出しています。話者の言いたいことを「基本単語を組み合わせて自由自在に表現を創造する」Basicの文の作り方、非常に味わい深いですね。この辺がBasicの真骨頂です。
「はじめて」の部分は、①(they) first (made a move to )、②… for the first time、③(they) first (got to …)です。①③のように主語と動詞の間で普通に副詞として使っています。②は文尾にfor the first timeとしています。

@@@@@@@@@
では次の宿題です。
177「全く雨が降らないことがあるかもしれないから、水は大量に蓄えておかなければならない。」

(了)


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Basic English入門177:175「どこにも彼がいた形跡はなかった」

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175「その建物のどの部屋にも彼がいた形跡はなかった。」

まずは私の愚案から。
There was no sign of his existence in any rooms of the building.
サラッとBasic訳したつもりで書いた後、じわじわと、あれ?「どの部屋にも」とか「彼がいた形跡(特に「いた」と過去の時点でそれより過去の話かも)」とか、不安になりました。ならばhis existence in the pastとか、いっそのことno sign of whether he had been thereとかに替えた方がいいのかも。

では室先生のBasic訳例です。
「その建物のどの部屋にも彼がいた形跡はなかった。」
①There was not any sign of his having been in any one of the rooms [of] that building.
②We were unable to see any signs at all that he had been in any of the rooms in that building.
③ Not any one of the rooms in the building had signs of his having been there.
ナルホド、やはり「彼がいた形跡」の時制は大事でしたね。his having been thereか、そう言えばいいのか、ナルホド。

「その建物のどの部屋にも〜はなかった」
①There was not any 〜 in any one of the rooms [of] that building.
②We were unable to see any 〜 at all that 〜 in any of the rooms in that building.
③ Not any one of the rooms in the building had 〜 there.
「〜はなかった」の部分は、
①There was not any 〜
②We were unable to see any 〜 at all
③ Not any … had 〜 there
と三様ですが①③は①のthere was not anyを原型としたもので、③は倒置表現です。hadが入っているのは、「〜(形跡)を持った部屋は一つもなかった」というnot any …の説明部分で必要な動詞としてhaveが使われています。② We were unable to see any 〜 at all (〜は全く見ることができなかった)という言い方もできるんですね。
「その建物のどの部屋にも(〜はなかった)」
①in any one of the rooms [of] that building
②in any of the rooms in that building
③any one of the rooms in the building
とほぼ同じですね。
roomsの後の建物との関係で、前置詞がinとofの2例があります。どっちでも同じかと言うとさにあらず。室先生によれば、in that buildingはビルの 「内部」の部屋、of that building
ビル「所属」の部屋ということになります。日本人的にはピンとこない部分ですが、気をつけましょう。

「彼がいた形跡」
①③sign of his having been (there)
②signs … that he had been
「形跡」はsignでOKです。室先生によると、signは何かの代りとなってその何かを表すもの
で、時間的には未来〜現在〜過去のいずれも可で、空間的には近くても遠くても目の前に見えるものでも見えないものでも構わないそうです。類義語にsymbolがありますが、これはsignのsignのことだといえます。また、単数signか複数signsかは、話者が言わんとするsignが一つとは限らないならsignsと複数にしなければいけません。
「彼がいた」はやはり過去完了にして時制の差(signを捜したけどなかった時点より更に過去の時点で彼がここにいた)を出さないといけません。よって、名詞句としてhis having been (there)、又は名詞節として(that) he had been となるわけです。名詞節の方は言えそうですが、名詞句のhis having been thereというのは、こういう言い方を言い慣れていないので私にはハードルが高いです。しかし、今回を契機にこういう使い方を覚えたいと存じます。

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では次の宿題です。
176「彼らが住居をこのように作ることは、彼らがはじめてこの土地に移つてきた頃から伝承されたものです。」

(了)


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Basic English入門175:173「彼に逆らわないようにするより外ない」

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173「今のところは、彼の考えに逆らわないようにするより外に無いようです。」

まずは私の愚案から。
So far, there is no way other than being not against his opinion.
「〜するより他にない」がカギでしょうね。 there is no way other than なんて表現にしてみました。

では室先生のBasic訳例です。
「今のところは、彼の考えに逆らわないようにするより外に無いようです。」
①There seems to be nothing (for us) but to keep from saying anything against his opinion for the present.
②It seems that we are only able to do something keeping to his opinion for the present.
③It seems as much as we are able to do for the present to get on in agreement with his opinion.
④It seems quite necessary for you for the present to keep your behaviour in agreement with his opinion.
あ、ナルホド「〜ようだ」なので、seemが入るわけですね。抜けてました。「〜するより外に無い」もいろいろ工夫していますし、「(彼の意に)逆らわない」でkeepを使ってますね。これは参考になります。

「〜するより外に無い」
①There … be nothing (for us) but to … 、
②we are only able to do 、
③as much as we are able to do 、
④quite necessary for you (for the present) to …
ナルホド、工夫してますね。①は私の愚案と同じような発想です。②③はbe able toを使って②はonlyを、③はas much asを効果的に使っていますね。④はnecessary for you to doという言い方です。
ちなみに、室先生の補足説明では、関連して、as much asは名詞相当語句でdoの目的語であり、「私たちが今、なし得る限りのこと」という語感を出しているそうです。また②③のable toについて補足し、unable not to ~「~ しないことは不可能」を例文とともに紹介しています。例: I'm unable not to see you everyday. (毎日あなたに会わずにはいられません。) これはfull Englishならcan not help doing ~ と同じ意味です。

「彼の考えに逆らわないようにする」
①keep from saying anything against his opinion 、
②do something keeping to his opinion 、
③do to get on in agreement with his opinion 、
④keep your behaviour in agreement with his opinion 、
「逆らわない」の部分は、
①keep from saying anything against …
②do something keeping to …
③do to get on in agreement with …
④keep your behaviour in agreement with …
ナルホド、③以外はkeepを使って「状態維持」を強調していますね。①はkeep from 〜ingで 「〜することがないようにする/〜しないようにする」を使い、say against …で「…に反することを言う→…に逆らう」と合わせて一本でkeep from saying anything against …「(彼の意見)に反することを言うことがないよう維持する」です。うまいですね。②はkeepを使ってkeep toで「〜に則って/に沿って/を守って」の意にあり、例えばkeep to the left「左に寄って歩く」、keep to the rule 「規則を守る」、 keep to his opinion 「彼の意見に従う」となります。③はget on「乗る/付き合う/合わせる」の意があり=keep companyとも書ける表現で、in agreement with「〜と合わせて/沿って/則って」も効いていて合わせて一本になっています。
④もin agreement withが効いていて keep your behaviour「振る舞い/行動を(…なように)維持する」と合わせ技です。keepってこういう風に使えるんですね。①〜④いずれも私にはどこを叩いても出てこないこなれた表現です。

「〜のようだ」はこういう時の定番seemです。
①There seems to be …
②③④It seems (that …)

「今のところ」はいずれもfor the presentを使っています。

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では次の宿題です。
174「それはとても重くて、10センチばかり持ち上げるのが関の山であつた。」

(了)


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Basic English入門174:172「問題にどう結着をつけるか思案にくれた」

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172「私たちは、この問題にどのように結着をつけたらよいか思案にくれた。」

まずは私の愚案から。
We were in serious discussion on how to put an end on this issue.
「思案に暮れた」は日本語「思案」にこうdりせず、概ねの意味を「考え中/検討中/審議中」から→「議論中」と解してbe in serious discussion という表現にしてみました。Basicっぽいでしょ。

では室先生のBasic訳例です。
「私たちは、この問題にどのように結着をつけたらよいか思案にくれた。」
①We were completely at a loss what to do for putting an end to this trouble.
②We were quite unable to have any idea how to make an end of this trouble.
③We were quite unable to see how to go about ending this troubling business.
④We had no idea at all of how to go about getting this question ended.
あれまぁ、「思案中」を意訳せず、いろいろBasic訳を試みていますね。そうか、私の愚案では「思案中」だけで終わっていますが、のみならず「(思案に)暮れた」というからには「未だ答えが見つからない」というくだりも書かなきゃいけないわけでしたか…。ナルホド抜かっていました。

「〜について思案にくれた。」
①We were completely at a loss (what to do for …)
②We were quite unable to have any idea (how to …)
③We were quite unable to see (how to …)
④We had no idea at all (of how to …)
「思案に暮れた」の部分は( )内の「〜について」の部分を省くと、
①be completely at a loss 、
②be quite unable to have any idea 、
③be quite unable to see 、
④have no idea at all 、
という表現になり、①be at a lossで「途方に暮れる」、②be unable to have any idea 「考えが浮かばない」、③be unable to see/④have no idea「分からない」と言っていて、ここだけ見ると単に「分からん」と言っているように見えます。「〜について」の部分を思案したが解決策が見出せない感じを出したいので、①completely、②③quite、④(no idea) at all などの副詞がサッパリや全く感を出していますね。私の愚案のbe in serious discussionも渋い案ですが、答えが見つからないというくだりも書けばよかったですね。

「この問題にどのように結着をつけたらよいか」
①what to do for putting an end to this trouble 、
②how to make an end of this trouble 、
③how to go about ending this troubling business 、
④how to go about getting this question ended 、
「問題に決着をつける」の部分は、
①do for putting an end to this trouble 、
②make an end of this trouble 、
③go about ending this troubling business 、
④go about getting this question ended 、
このうち①は、do forで「何とか対応する」(do withでも可)、put an end (to this trouble)で「終わりにする/終わらせる」、②make an end (of this trouble)も「終わりにする/終わらせる」です。ちなみに、終わり方は既定の一つではないためthe endではなくan endです。③④go about~ は「何とかかんとかやってのける」の意味です。 ③ending、④ getting this question endedがついているので合わせて一本で「決着をつける」になります。
「この問題(に)」の部分は、
①(to) this trouble 、
②(of) this trouble 、
③this troubling business 、
④this question 、
です。話者が「問題」をどう表現したいかで最適なものを選びましょう。

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では次の宿題です。
173「今のところは、彼の考えに逆らわないようにするより外に無いようです。」

(了)


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Basic English入門173:171「彼は即座に私に賛成してくれた。」

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171「彼は即座にわたしの言うことに賛成してくれた。」

まずは私の愚案から。
He gave me an approval to what I said right away [at once].
approvalはBasicにあったと思うのですが、なかったら代わりにOKかな。
簡潔でいいと思うんですが、どうでしょうか。

では、室先生のBasic訳例です。
「彼は即座にわたしの言うことに賛成してくれた。」
①He readily [very quickly] said yes to my words.
②He readily gave approval [agreement] to my saying.
approvalありましたね。OKでなくてもyesでいいんだ。ナルホドですね。

「(即座に)賛成してくれた」
①(readily [very quickly] said yes to …
②(readily) gave approval [agreement] to …
「賛成する」の部分は、①said yes to …、②gave approval [agreement] to … です。①はsay yesを使って賛意を表現しており、②はapprovalを使って「賛成してくれた」感を出すためにgiveを動詞に使っています。
室先生はこのapprovalの補足説明をしています。曰く、approval は批評的立場から「うん、 よろしいでしょう」という「是認」する感じであり、agreementなら同じ立場に立って「同意」する感じです。
「即座に」の部分は、readily、very quickly を使っています。余り自分の英語でreadilyを使ったことがありませんでしたが、very quicklyだとただ単に速いという語感ですが、readilyを使うと「待ってましたとばかり、やるべく準備ができていて直ぐにも取り掛かる」語感がありますね。持ち駒表現に加えたいと思います。

「わたしの言うこと(に)」
①(to) my words
②(to) my saying
私の愚案では、what I saidとしましたが、そう言わずともmy wordsやmy sayingでいいんですね。室先生曰く、他にも次のような表現が可能です。my view, my observation, my suggestion, my opinion, rny belief, what l had said, a saying of mine …
この際、「私の言ったこと」を示す英文に否定語があった場合には、say yesは 文法上say noに変えねばなりません。日本人には苦手な部分ですね。

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では次の宿題です。
172「今のところは、彼の考えに逆らわないようにするより外に無いようです。」

(了)


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プロフィール

fogofenglish

Author:fogofenglish
自衛隊OBです。Basic Englishは基本単語850語だけで表現する英語の足腰を鍛えるコアトレです。自衛隊時代にPKOや日米共同訓練はBasicで乗り越えました。切れる英語です。退職後に英語やり直し中。 国際情勢のブログfog of warも覗いてみてください。

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