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「新850語で書く英語」88題:37 前半「発見当時のアメリカ」

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問題
発見当時のアメリカ
「当時はアメリカには注意が向けられなかった。主として東洋に至る途中の邪魔物のように考えられていた。この新しい国土がどれほど肥えているかについては、そのころ誰も考えていなかった。ハドソンさえも、川を上りながらただ東洋に達する近道を探しているだけであった。」

まずは私の愚案から
 第1文
「当時はアメリカには注意が向けられなかった。」
・At that time, the people didn’t have any interests in America.

 第2文
「主として東洋に至る途中の邪魔物のように考えられていた。」
・In many cases, it was seen as an unnecessary land on the way to the East.

 第3文
「この新しい国土がどれほど肥えているかについては、そのころ誰も考えていなかった。」
・No one at that time had any thoughts how much fertile this new land was.

 第4文
「ハドソンさえも、川を上りながらただ東洋に達する近道を探しているだけであった。」
・Even Hudson was just looking for a short cut way to the East.


愚案のつぶやき
 割とアッサリと書きました。問題文の日本語に拘泥せず、概ね意味が通じる訳し易い表現を使いました。
 第1文では「アメリカには注意が向けられなかった」をthe people didn’t have any interests in America と「関心を持つ/ある」have an interest を使いました。第2文は「東洋に至る途中の邪魔物」をのように考えられていた」をan unnecessary land on the way to the Eastとし、「〜のように考えられていた」をit was seen as …と単純化してみました。第3文では、「そのころ誰も考えていなかった」をNo one at that time had any thoughts とし、「この新しい国土がどれほど肥えているか」をhow much fertile this new land wasとしました。悩ましいのが第4文の
「近道を探しているだけであった」の訳として「looking for を使えばいい」との思いつきに執着してEven Hudson was just looking for …としたものの、過去進行形というのも変だよなと、他の言い方を考えましたが見つからず。そのままにしましたが違和感が残ります。室先生の訳例に学びたいと思います。

Basic訳例
 では、室先生の訳例を拝ませていただきましょうか。
・Not much attention was given to America in these days. It was looked on chiefly as something in the way of getting to the East.
No one at that time had any idea how fertile this new country was. Even Hudson, when he up the river Hudson, was only looking for a short way to the East.

 ナルホドその手があったか、という嘆息が漏れますね。今回も完膚なきまでに力の差を見せつけられました。概ねの意味は私の愚案でも伝わるとは思いますが、英語の力量の違い、言い換えれば基本単語の使いこなしっぷりが大人と子供ほど差がありますね。

 第1文では、「当時はアメリカには注意が向けられなかった」の部分をNot much attention was given to Americaと来ましたか。attentionね、その手があったか。Not much attention was givenという逆転の発想がまた渋いですね。第2文では「主として東洋に至る途中の邪魔物のように考えられていた。」を、名詞lookに-edを付けたという位置付けで、It was looked on chiefly as something in the way of getting to the East.としています。lookedは反則のような気もしますが。「邪魔物」を敢えて日本語通りに訳さずsomethingとしましたね。この辺が上手いですね。「東洋に至る途中の」を私の愚案では中学英語の暗記で恐縮ですがon the way toをパブロフの犬状態で使いましたが、in the way of getting to the Eastと来ました。onじゃなくてin the wayなんですね。この辺の説明を聞きたいですね。まあonでも通じますが。第3文はまぁまぁ似た様な英訳ができました。第4文は、室先生の訳文を見て気付きましたが、私の愚案では「川を上りながら」を訳し忘れました。when he up the river Hudson,と、動詞がないですが、こういう表現もアリなのですね。「探している」はwas looking forで私の愚案と同じ過去進行形ですね。これでもいいのかな?
 まぁ疑問も含め細部は後半の解説の場で学ばせていただきましょうか。

(後半に続く)


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「新850語で書く英語」88題:36後半「コロンブス」

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問題
36 コロンブス
「1492年に、コロンブスは地球は丸いと信じて、太陽の沈む方へ向かってある日船出した。何週間も航海をしているうちに陸が見えてきたが、初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた。 」

Basic訳例
・In 1492 Columbus, having the belief that the earth was round, went sailing off one day pointing to where the son goes down. When after weeks of sailing, he came in view of land, his first thought was that he had got to India at last.

解説
 第1文
「1492年に、コロンブスは地球は丸いと信じて、太陽の沈む方へ向かってある日船出した。」
・In 1492 Columbus, having the belief that the earth was round, went sailing off one day pointing to where the son goes down.
ー まずは文の構成から。趣旨は主語Columbusが動詞句「船出した」went sailing offです。これに主語の補足説明で主語の直後にhaving the belief that …を前後をカンマで囲って挿入しています。また動詞句を補足してone dayとかpointing to where the son goes downを入れています。
ー 趣旨「(コロンブスは)太陽の沈む方へ向かってある日船出した」の部分は、(Columbus) went sailing off one day pointing to where the son goes down. としています。主要な動詞句「船出した」をwent sailing offと簡潔にまとめています。go sailingも上手いしoffが効いていて、いかにも航海に出発した語感が出ています。私の愚案ではmade a start of sailingでこれだと開始したという語感が強調されていますね。どう見ても室先生の訳例の方が優れています。「太陽の沈む方へ向かって」の補足部分は-ing形を使ってpointing to where the son goes downとしています。「向かって」をpointing to (where …) 、「太陽の沈む方」をwhere the son goes downとしています。sunsetがbasicにないので使えず「沈む」をgo downと表現しています。また「ある日」one dayの位置はあそこなんですね。 「地球は丸いと信じて」の部分は、haveを使ってhaving the belief that …とし、that節にthe earth was roundと表現しています。室先生曰くhavingの代わりにwithも可だそうです。私の愚案でも近い表現をしていますが、正直言うと苦しまぎれに編み出したに過ぎません。「…と信じて」having the belief that …は簡単で何かと使えそうですね。持ち駒表現リストに加えましょう。

 第2文
「何週間も航海をしているうちに陸が見えてきたが、初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた。」
・When after weeks of sailing, he came in view of land, his first thought was that he had got to India at last.
ー まずは文の構成から。趣旨は前後半2つあって、前半は主語heで「陸が見えてきた」he came in view of landという動詞句、後半は主語his first thoughtで「…だと考えた」動詞句was that …でthat以下の節などで補足しています。
ー 前半「何週間も航海をしているうちに陸が見えてきた」は、When after weeks of sailing, he came in view of land,としています。「何週間も航海をしているうちに」の部分はWhen after weeks of sailing,とし、「何週間もの航海」weeks of sailingにafterを付け、更にwhenを付けて前半の趣旨の文を補足をしています。when はなくても通じると思いますが、要るんですかね?「陸が見えてきた」の部分は、動詞comeを使ってcame in view of landとしています。室先生曰く、「陸が視界に入って来た」を前提にland came into viewとするか、又は「彼自身が陸の見えるところまで来た」he came in view of land なのだそうです。ナルホド、高度な訳なので私如きが考えつく域ではないですね。私の愚案では単純にhe saw a landですから。でも簡単な表現で含蓄のある言葉遣いですよね。「…が見えてくる」come in view of …か、これは使えそうなので持ち駒表現リストに加えましょう。
ー 後半「初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた」は、his first thought was that he had got to India at last. としています。「初めは…と考えた」の部分はhis first thought was that …と表現しています。また、他の言い方として、he first had an idea thot …も挙げています。私の愚案では、he had an idea in his first thought that he got to India after all. としました。室先生の訳例を見て、いかに自分の英語が冗長か自覚しました。そうか、his first thought was that … / he first had an idea thot … ね、その手があったか。これらの表現は持ち駒表現リストに入れたいと思います。また、「自分はとうとうインドに到達した」の部分は、he had got to India at last としています。「とうとう」の部分はat last、加えて過去完了にして「とうとう…したのだ」の達成感を滲ませています。この辺が上手いですね。私の愚案ではただの過去形で考えていました。訳例を見ると、あ!そうかと思うんですけどね。勉強になります。
ー 私の愚案は、In 1482, one day Columbus made a start of sailing for the direction of the son going down, with his belief that the earth was round. After several weeks of sailing, he saw a land, and he had an idea in his first thought that he got to India after all. でした。まぁまぁ意味は伝わると思いますが、中学生の英語ですね。

用例
 今回、室先生が取り上げたのは、earthとlandです。earthは定番の「地球」のほか、元々の意味の「大地/土地/土」の意味でもよく使われます。landは定番の「陸」のほか、「国土/いなか」などの意味があります。

– earthの用例
・When will you put the seeds in the earth.
 (いつそのタネを撒くのですか)
・The structure was on four supports planted in the earth.
 (その構造物は地面に建てられた4本の柱の上に乗っていた)
・The substance is present only in the top covering of the earth.
 (その物資はごく地表に近い部分にだけ存在する)
・There is nothing like that on the earth.
 (地球上にそれに似たものはない)
ー landの用法
・This is being used all over the land.
 (これは国中どこでも使われている)
・I am going back to the land.

私なりの教訓
 今回は割とアッサリと書けたものの、訳例を見て完膚なきまでに力の差を見せつけられました。概ねの意味は私の愚案でも伝わるとは思いますが、英語の力量の違い、言い換えれば基本単語の使いこなしっぷりが大人と子供ほど差がありますね。
 第1文では、「地球は丸いと信じて 」をhaving the belief that …、「ある日船出した」をwent sailing off one day、「太陽が沈む方へ向かって」をpointing to where the son goes down。第2文「何週間も航海をしているうちに」を簡潔にWhen after weeks of sailing,、「陸が見えてきた」をhe came in view of land, という表現には脱帽でした。更に「初めは、…と考えた」をhis first thought was that …、「とうとうインドに到達したのだ」に過去完了を使うなど、自分の愚案の荒削りさを思い知りました。私には到底無理な上級者の英訳ができるようになりたいとは思っていませんが、室先生がbasic訳でサラッと表現するもののうち、私レベルの者でもこれは自分の表現として使えそうなものは、私固有の「使える持ち駒表現リスト」に加えていきたいと思います。リストに入れた表現は、何かの機会に努めて自発的に使って、自分がそれらの表現を扱い慣れし、あたかも元々自分の英語表現であったかのように使って参りたいと存じます。

@@@@@@@@@
 では、次の宿題です。次の問題も歴史の一節か評伝ですね。「邪魔物」とか「肥える」とか、どう訳すか楽しみです。

問題
37 発見当時のアメリカ
「当時はアメリカには注意が向けられなかった。主として東洋に至る途中の邪魔物のように考えられていた。この新しい国土が土手ほど肥えているかについては、そのころ誰も考えていなかった。ハドソンさえも、川を上りながらただ東洋に達する近道を探しているだけであった。」

(了)


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「新850語で書く英語」88題:36 前半「コロンブス」

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問題
36 コロンブス
「1492年に、コロンブスは地球は丸いと信じて、太陽の沈む方へ向かってある日船出した。何週間も航海をしているうちに陸が見えてきたが、初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた。

まずは私の愚案から
 第1文
「1492年に、コロンブスは地球は丸いと信じて、太陽の沈む方へ向かってある日船出した。」
・In 1482, one day Columbus made a start of sailing for the direction of the son going down, with his belief that the earth was round.

 第2文
「何週間も航海をしているうちに陸が見えてきたが、初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた。
・After several weeks of sailing, he saw a land, and he had an idea in his first thought that he got to India after all.

愚案のつぶやき
 割とアッサリと書きました。でも、室先生のワナかも知れません。これまでも適当に訳せる時は、室先生の訳例と解説で痛い目に遭いました。どういうワナがあるか分かりませんが、とりあえず問題文の言わんとするところは伝えられるとは思います。
 第1文の趣旨は「コロンブスはある日船出した」one day Columbus made a start of sailingで補足説明で「地球は丸いと信じて」with his belief that the earth was roundと
「太陽の沈む方へ向かって」for the direction of the son going downを付けました。「船出」とか「太陽の沈む方へ向かって」とか「地球は丸いと信じて」のあたりは室先生の訳例でもっとこなれた表現を学ぶことになるんだろうなぁと思います。「沈む」は日本語に拘泥せず絵的には「落ちる」と解釈してgoing downとしました。
 第2文の趣旨は2つで、前半は「陸が見えてきた」he saw a landことと、後半は「インドに到達したのだと考えた」 he had an idea that he got to Indiaことです。これに前後半それぞれ補足がついて、「何週間も航海をしているうちに」After several weeks of sailing,とか「初めは」in his first thoughtとか「とうとう」after allを付けました。第2文はかなりザックリと根底から覆されそうな予感がします。
 まぁ、いずれにせよ、室先生の訳例を学ばせてもらいたいものです。

Basic訳例
 では、室先生の訳例を拝ませていただきましょうか。
・In 1492 Columbus, having the belief that the earth was round, went sailing off one day pointing to where the son goes down. When after weeks of sailing, he came in view of land, his first thought was that he had got to India at last.

 ナルホド、今回も完膚なきまでに力の差を見せつけられました。概ねの意味は私の愚案でも伝わるとは思いますが、英語の力量の違い、言い換えれば基本単語の使いこなしっぷりが大人と子供ほど差がありますね。
 第1文では、「地球は丸いと信じて 」をhaving the belief that …と来ましたか。havingを使う手もあるんですね。「ある日船出した 」をwent sailing off one dayとしています。このoffが上手いですね、いかにも陸を離れて出て行った語感が出ています。「太陽の沈む方へ向かって」をpointing to where the son goes downと来ましたか。pointing to where …と来るとは、これこそ力量の差、基本単語の使いこなしが上手いですね。
 第2文では、まず文の趣旨の主語/動詞の使い方が上手いですね。「陸が見えてきたが」をhe came in view of land, 、「初めは…と考えた」をhis first thought was that …、と来るとは。こういう表現法があったんですね。補足の仕方も簡潔です。「何週間も航海をしているうちに」をWhen after weeks of sailing,、his first thought was that …のthat以下「自分はとうとうインドに到達したのだ」をhe had got to India at lastと過去完了をサラッと使って渋く簡潔に決めています。
 いやー、まいった。
 細部は後半の解説の場で学ばせていただきましょうか。

(後半に続く)


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「新850語で書く英語」88題:35後半「酔いどれ」

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問題
35 酔いどれ
「彼は男たちににらみが効かなかった。彼らは思うように彼の前で振る舞っていたのである。しかももっと悪いことが起こった。すなわち2•3日すると、彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、彼らの前に現れるようになったのである。」

Basic訳例
・He had no authority over the men, who did what they had a mind to do with him. But that was not the worst of it; for after two or three days he took to coming before them, with clouded eyes and a red face, unable to say his words clearly, and giving every sign of being the worse for drink.

解説
 第1文
「彼は男たちににらみが効かなかった。彼らは思うように彼の前で振る舞っていたのである。」
・He had no authority over the men, who did what they had a mind to do with him.
ー 文の構成から。趣旨は主語heと動詞句had no authorityで、その目的語themを関係代名詞who以下の節で補足説明しています。問題文の日本語では独立した2つの文になっていますが、訳例は簡潔に繋げて一文にしています。
ー 前半の「彼は男たちににらみが効かなかった」の部分は、He had no authority over the men,としています。「睨みが効く」という日本語に拘泥せず、authority「権威,権力,威信,重み,にらみ,権限,職権,(権力者による)許可,認可,自由裁量(権)」という便利な語を使って、have (no) authority over (them)と前置詞overを目的語の前に付けて表現しています。overを使うことで幅広く覆い被さる感じがauthorityとは相性がいい語です。
ー 後半の「彼らは思うように彼の前で振る舞っていたのである」の部分は、カンマと関係代名詞whoで繋いで、,who did what they had a mind to do with him. としています。前半のthe menが意味上の主語で動詞doを使って「思ったことをする」をdo what they had a mindと表現しています。mindの代わりにdesireでもいいそうです。doにwith himを付けて「彼に対し/彼の前で」の意味で使っています。do with 〜で「〜を扱う/処置する/対応する」なので、全体で「彼に対する対応において彼らは彼らの思ったことをした」という表現です。私の愚案では単純にbeforeを使って「彼の前で」としました。通じなくはないと思いますが、do withだったんですね。
ー 私の愚案では、He didn’t have a good control over the men. They did based on their desire before him. としました。ヘタですが、とりあえずの意味は通じると思います。

 第2文
「しかももっと悪いことが起こった。すなわち2•3日すると、彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、彼らの前に現れるようになったのである。」
・But that was not the worst of it; for after two or three days he took to coming before them, with clouded eyes and a red face, unable to say his words clearly, and giving every sign of being the worse for drink.
ー 第2文は複合的な一文になっています。趣旨はheを主語にtook to coming before themという動詞句で、その他の句や節は補足説明の位置付けです。
ー 文頭の 「しかももっと悪いことが起こった」の部分は、But that was not the worst of it; としています。室先生曰く、日本語で「しかももっと悪いことが起こった」は英語の考え方としては「しかしそれは最悪の事態ではない」と表現するそうです。それ以前の部分(第一文)を指すthatを主語とした一つの節になっていて、was not the worst of itでthatが「最悪の事態ではない」すなわち「これに続く趣旨の部分がもっと悪い事態だぞ」という前触れの節になってbutを冠しています。
ー 続いて長い文になります。「すなわち2•3日すると、彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、彼らの前に現れるようになったのである」はfor after two or three days he took to coming before them, with clouded eyes and a red face, unable to say his words clearly, and giving every sign of being the worse for drink. としています。趣旨はhe took to coming before them 「彼らの前に現れるようになった」の部分です。「2•3日すると」の部分はfor after two or three days としています。ここから先のheの描写の補足説明が長く続くので、この部分は趣旨の前に置かれています。この部分の冒頭が前の節に続くセミコロン;とforで始まりますが、「すなわち」に当たる言い換えを示す「 ; for 」だということです。この趣旨部分の後にカンマが打たれてwithが置かれ、ここからheの酔っ払いと思しき描写が並列されています。「どろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、」に当たる部分は、, with clouded eyes and a red face, unable to say his words clearly, and giving every sign of being the worse for drink.としています。「どろんとした目」はclouded eyes、とcloud「雲/曇り」にedを付けて形容詞として使っています。「赤い顔」はそのままa red face。「呂律が回らず」はunable to say his words clearlyとしています。私の愚案ではunfixed eyes, a red face, and unclear wordsとしました。良いところを突いていると思いますがイマイチですね。「いかにも酔っ払いらしい様子をして」は、 and giving every sign of being the worse for drink.という感じで上級者の訳し方ですね。私の愚案では別の文として一本立ちさせました。It seemed to them that he was just an alcohol drinker.としましたが、とても一文に繋げられる訳を捻り出せず、別の文にして逃げました。室先生の訳例では、ぜんの節で酔っ払いと思しき描写を並べておいて、andで繋げてgive a sign of 〜にeveryを付け、of以下にbeing the worse for drinkと「酒呑みの悪いところ」という上級者の訳し方をしています。そうか私は「酔っ払い」をどう表現するか悩んだのですが、簡単にdrinkを使う手があったのですね。でもbeing the worse for drinkとは思いつきませんでした。室先生曰く「飲んだために体の具合を悪くなる=酔っ払らう」の慣用句なのだそうです。見たことなかったけど。私レベルには、せめてand giving some signs of alcohol drinkerくらいが関の山ですね。おっとalcoholはbasicになかったのでお手付きでした。
ー 私の愚案では、And, a much worse thing took place. Two or three days later, he came to be before them with unfixed eyes, a red face, and unclear words. It seemed to them that he was just an alcohol drinker. としました。ヘタですがとりあえず通じるのではないかと思います。まぁまぁですかね。

用例
 今回、室先生が取り上げたのは、wordです。定番の「語」という意味から広がって、「約束」や「音信」などにも相当し、-edや -ingを付けて応用が効く語です。

– wordの用例
・I am bad at putting my thoughts into words.
 (私は自分の考えを述べるのがヘタです)
・May I have a word with him.
 (ちょっと彼と話をしてもいいでしょうか?)
・His word is doubted by all of us.
 (彼の約束はみんなから信用されていません)
・I am unable to take him at his words.
 (彼の言うことをそのまま受け取ることはできない)
・Please send me word if you get there.
 (そこへ着いたら知らせてください)
・His ideas were clearly worded.
 (彼の考えはハッキリと言い表されていた)
・ The wording of your request is important.
 (要求する時の言葉遣いが大切だ)

私なりの教訓
 今回は、改めて力の差を思い知らされました。第1文のauthority という言葉の選択、「思うように彼らの前で振る舞う」をdid what they had a mind to do with himとこともなげにサラッとbasic訳化。第2文も「しかももっと悪いことが起こった」をBut that was not the worst of it;とこれまたサラッとbasic訳化、「彼らの前に現れるようになった」をhe took to coming before themとbasic訳化、更に「酔っ払い」をbeing worse for drink とやたらとサラッとこともなげに訳すとは。似たようなヘタな訳は作れるのですが、ここまでサラッと訳せないのですよ、努力不足の凡人には。力の差を感じて諦めるのではなく、新たなファイトに変えたいと思います。
 それはそれとして、私の愚案もヘタな「愚案」ながら、とりあえず意味は相手に伝わる程度のbasic英語で言えるようになってきたのではないか、と自負しています。特に、口頭で相手と話す際は、身振り手振りに加えポンチ絵を描いたりなどの諸力を尽くして説明するので、それなりに意思疎通ができるとは思います。とは言え、もっとこなれた表現ができるよう、この88題の難問にチャレンジしながら上手い表現に触れ、「英借文」や真似から入って学んでいきたいと思います。

@@@@@@@@@
 では、次の宿題です。次の問題は歴史の一節か評伝か小説か、聞き覚えのあるコロンブスについての既述ですね。なんとかできそうな文ですが、案外室先生のワナが仕掛けられているかも。

問題
36 コロンブス
「1492年に、コロンブスは地球は丸いと信じて、太陽の沈む方へ向かってある日船出した。何週間も航海をしているうちに陸が見えてきたが、初めは、自分はとうとうインドに到達したのだと考えた。

(了)


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「新850語で書く英語」88題:35 前半「酔いどれ」

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問題
35 酔いどれ
「彼は男たちににらみが効かなかった。彼らは思うように彼の前で振る舞っていたのである。しかももっと悪いことが起こった。すなわち2•3日すると、彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、彼らの前に現れるようになったのである。」

まずは私の愚案から
 第1文
「彼は男たちににらみが効かなかった。」
・He didn’t have a good control over the men.

 第2文
「彼らは思うように彼の前で振る舞っていたのである。」
・They did based on their desire before him.


 第3文
「しかももっと悪いことが起こった。」
・And, a much worse thing took place.

 第4文
「すなわち2•3日すると、彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子をして、彼らの前に現れるようになったのである。」
・Two or three days later, he came to be before them with unfixed eyes, a red face, and unclear words. It seemed to them that he was just an alcohol drinker.

愚案のつぶやき
 いやー難しかったですね。仕方ないので、そのものズバリではなく、かなり大胆に意訳しました。第1文の「睨みを効かせる」を have a good control over the menとどこかで見たことのある似たような表現を借用しました。第2文では、「思うように彼の前で振る舞っていた」の部分はThey did based on their desre before him. と似て非なる言い方にしましたが、似てもいないかも。「思うように振る舞う」は絵的に捉えて「自分の欲するままに行動する」ということだと割り切ったまでは良かったのですが、
do based on their desire とややムリのある表現を捻り出しました。自覚してますが、これは通じませんね。第3文はまぁまぁとして、第4文はこれまた難題でした。文の組み立てが難しかったので、ここは日本語の問題文を離れて自分の頭で文を組み立てました。室先生の訳例とは全く離れてしまっているとは思いますが、大意としては① 「彼らの前に彼が現れるようになった」というくだりと、②「彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子だった」というくだりを分けて考えて、①を趣旨として主語・動詞を立てて、その「彼」の様子を補足した文とし、別の文を立てて「彼」は「彼ら」から見ると「ただの酔っぱらいに見えた」という結論にしました。それが以下の愚案です。 he came to be before them with unfixed eyes, a red face, and unclear words. 及び It seemed to them that he was just an alcohol drinker. です。とりあえずの概ねの意味は通じるかなと思いますが、ヘタな訳です。前半の「来るようになった」も簡単なようでむずかしく、came to で「するようになった」語感を出しつつも、came to の後にcomeではおかしいかな?と思ってbe before themとしました。変な訳です。室先生の訳例を学ばせてもらい、こういう時どう訳すべきかという方法論を身につけたいものです。

Basic訳例
 では、室先生の訳例を拝ませていただきましょうか。
・He had no authority over the men, who did what they had a mind to do with him. But that was not the worst of it; for after two or three days he took to coming before them, with clouded eyes and a red face, unable to say his words clearly, and giving every sign of being the worse for drink.

 ナルホド、今回も完膚なきまでに力の差を見せつけられました。問題文で第2文から第4文まで小分けしていたところですが、訳例ではぶっ通しの一文にしています。私の愚案で頭を捻った第1文の「思うように彼の前で振る舞っていた」や 第2〜第4文の「彼らの前に彼が現れるようになった」、「彼はどろんとした目をして、赤い顔をし、呂律が回らず、いかにも酔っ払いらしい様子だった」の部分は私如きでは思いつきそうにない上級者の訳例になっています。例えば「彼らは思うように彼の前で振る舞っていた」を the men, who did what they had a mind to do with him. としていますが、全く意味が分かりません。これでそういう意味になるの?「彼らの前に彼が現れるようになった」もhe took to coming before themとアッサリ訳していますが、これでそういう意味になるの?いやー今回はチンプンカンプンです。
 まだまだありますが、細部は後半の解説の場で学ばせていただきましょうか。

(後半に続く)


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Author:an old soldier
Basic Englishは基本単語850語だけで表現する英語の足腰を鍛えるコアトレです。自衛隊OBですが、自衛隊時代にPKOや日米共同訓練はBasicで乗り越えました。切れる英語です。退職後に英語やり直し中。 国際情勢のブログfog of warも覗いてみてください。

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